ソコトラ島初上陸の軌跡
第２回はイエメンの首都サナア到着から市内の様子、
そしてソコトラ島へ上陸するまでをお伝えします！
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漆喰の街並みに感動！
サナア空港を出て、ホテルへ向かう道中のスナップ
もしこんなトンネルがあったらどこを通っていいんだか絶対迷いますよね
真ん中通るのってかなり勇気がいりそう・・
って、視点はそこじゃない！
すごいと思ったのはこの塵ひとつないキレイな石畳と精巧に作られた陸橋
どれも人の手で作られた歴史あるものなんですよね
中東ってもっとゴミゴミしたイメージがあったけどこれで吹っ飛びました
そしてこのトンネルを抜けたらさらなる光景が！！
歴史のありがたみってやつですね～
まるで別世界な漆喰の街並み
この不揃いな手作り感がなんともいえません
漆喰建築もここまで統一されてると圧巻ですよね
日本も昔は見渡すかぎり茅葺き屋根だったんだよな
なんて、伝統建築を保存する事の大切さを考えてしまいました
感動に浸りつつホテルに到着
各国を渡り歩き、野宿を含めていろんな宿に泊まってきましたが
漆喰のホテルってのは初めてです！
こちらも歴史の重みがあるすごい建物でした
僕がお世話になったのはこちらの部屋
外観からは気づかなかったですけど、ステンドグラスがありました
ここも西洋からの文化交流があったんですね
家具の類は質素だったけど、一人でこれならじゅうぶんな広さ
きれいに掃除されていてお茶の道具もあり、コンセントだってしっかりあります
あとから気が付いたんですが、中東の人たちってキレイ好きで
整理整頓もしっかりしているんですよね
東南アジアのような雑多な雰囲気はみじんもなかったです
サナア市内へ
機材を置き、身軽になったところでこれから必要になる貨幣＝リヤルへの両替やら
衣類を買い出すためにスーク（商店街）へ繰り出しました
衣類は空輸経費節約で最低限の下着やジャケット以外は持ち込まなたったので
これからどうしても必要になります
こちらがスークのあるサナアの中心街
オール漆喰の街並みに改めて見惚れてしまいました
こうやって見るとなんだかチョコで作ったお菓子の街みたいですよね
さて、行動するにはなにより現地のお金です
アラビア語ばっかりであちこち探しましたがさすがは両替所
世界共通の「EXCHANGE」だけはしっかり掲げていました！
両替えしたのは２万ドルくらいだったかな？
レートがいくらだったかはあまり覚えていませんが、
１ドルで２～３リヤルくらいだったような・・
すんごい札束の量にビックリでしたが、輪ゴムで止めるってのもなんだか新鮮！（笑）
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スークに潜入
潜入なんていうとキケンな匂いがしてきそうだけど
まずはこのスナップをよく見て下さい
僕はこの光景で安全な街、と判断しました
なぜだか分かりますか？
広場に商品が雑然と置かれていますよね
つまりこれは、置き引きしたりといった窃盗犯罪がなく規律が守られているって事です
これが某大陸だったら・・！？
そう考えるとこれってめっちゃ平和な光景なんですよね
さて、安全確認できたところでスークに入りましょう
たぶんこの時点で異国からやってきたのは僕らだけなハズ・・
あとは言い値に騙されないよう気を付けるだけです
食料はナッツや木の実などがメインで生ものはありませんでしたが
衣類や時計、家電など、ほぼほぼの必需品がここで手に入ります
こちらは衣料街のスナップなんですが、およ？って思ったのが派手～なドレス
アラブ女性は目元以外を隠す習わしがあって人前では地味にしています
が、家の中ではこんな金ピカなドレスも着るんですねぇ＾＾；
ここはドライフルーツ＆ナッツ屋さん
味見はさせてくれますが、日本人と知るや「買う」とも言ってないのに
もう袋詰めをはじめる始末・・
いやいや！これじゃないよ！ アーモンドがいいなと指さしたら
たっぷり詰めてくれました
値段がいくらだったかは覚えてませんけど
味はいたってフツーの無添加アーモンドの味でした
この男性はメンズ専門の店主さん
イエメンの男性はおなかに剣をさす習慣があり、メインで売ってるのもこの剣でした
ジャンピーヤといわれるもので、イエメンでは１４歳になると
持つ事が許されるんだそうです
これも色々とあって男性のファッションになっているんですね
１丁欲しかったですが荷物がかさばるので我慢我慢・・
食事を終えてホテルに戻ってきました
ゴミひとつない漆喰の路地裏が水銀灯で照らされます
物騒に感じるかもですが、いたって平和で静かそのもの
アラアの教え、秩序は偉大ですね
ソコトラを目指して
静かな夜をたっぷりの睡眠でチャージした翌日、
ソコトラ島を目指すため再び空港へ
なにげにローカル色がめっちゃ濃くなってきました
チェックインを問題なく済ませ、いよいよソコトラ島へ向かって搭乗です
・・・と、飛行機に無事に乗り込んだところで珍事発生！
通路の地べたに座り込んでるこのおいちゃん・・
チケットが購入できなかったのか、巧妙に機内に侵入・・
周囲もビックリで「よく入ってきたな！」なんて顔してる男性もいますね
「だーいじょうぶ！オレはこの地べたで全然いいからさ」
「だから乗っけてってくれよ～」と直談判が始まり、
搭乗員にお金をわしずかみにして渡そうとしていましたが・・
いくらなんでもそりゃマズイでしょ（笑）
願いむなしくあえなく降ろされちゃいましたが
おいちゃん、なんだかかわいそうだったな～
管理がルーズっていえばそれまでだけど、こういう光景ってなんかほのぼのします
そんなおいちゃんを思いつつ、サナアを飛び立って数時間、
いよいよ見えてきましたよ！ソコトラ島がっ！
思ってたよりかなりのスケールです！
いよいよ邦人初上陸の瞬間がやってきました！
次回、Ｖｏｌ’３ではお待ちかねの龍血樹を紹介します
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