過去にロケで訪ねたお国のエピソード
今回はグリーンランドに向かう途中で立ち寄ったデンマークのお話です
北極圏を目指す！
かれこれ１０数年前の事、とある企画で
北限にある温泉を特集する事になり
グリーンランドを目指した時の記録になります
場所はこちら、グリーンランド南端にあるアルトサップという町
季節は１２月初旬、日本も本格的な冬に入ろうとしている時期です
グリーンランドっていったら北極圏！
そりゃもう日本の寒さとは比較にならないだろう事は予測できましたが
ここへたどり着くまでのスケジュールを聞いてワクワクしてしまいました
なんと！飛行機に乗る事３回、ヘリ１回、そして船１回
今どきこんなに乗り継がないと行けないところがあるなんて
興味津々じゃないですか！
しかも未体験の北極圏です
いったいどんなところなのか・・足跡を画像でたどりつつ、
まずはトランジットで降り立ったデンマークの首都
コペンハーゲンからご案内します
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コペンハーゲンのゴシック建築
ここは僕たちにとっては通過点だったんですけど
足跡として市内ロケの撮影は必須！という事で街へ繰り出しました
北欧は初めてでしたが、歴史を感じさせるゴシック建築がとても美しい街
いたるところに特徴のあるとがった屋根の建築物があって異国情緒満点☆
まずは市内の俯瞰を撮影するため、
展望ができるというラウンドタワーへ向かいました
この丸い円柱の建物、屋上が展望台になっているんですが
いったい中はどうなってると思います？
外から見た感じだと中には部屋があって、
その真ん中あたりに階段でもあるのかと思ってましたが
実際にはこのようなゆるやかな回廊になっていました
付き添ってくれたコーディネーターさんの話では
回廊のある建築物って北欧では珍しいんだそうです
さっそく歩いていくと、途中には隣接したトリニタティス教会へ
つながる通路もあり、立派な礼拝堂を見る事もできました
重厚なヨーロッパの歴史を感じさせるこの雰囲気・・
思わず惹き込まれます
僕はクリスチャンではありませんが、
ここにいる時だけは教徒になったような気分になりました
イエス様の御言葉もここで聞いたらきっと心に染みるでしょうね
さて、この回廊をぐるぐると７回転ほど回って屋上を目指すんですが、
回廊って階数表示とかないのでどの辺を歩いているのか、
あとどれくらいで着くのか
それは窓外の景色の変化でしか分かりません
眺めを楽しみながら歩いていくと
さっきまで見えなかった遠くの景色が次第に見えてくる
これもまた回廊の魅力ですね～
屋上へ出て市内を見渡すと
改めてデンマークの素晴らしさを見る事ができます
雨上がりのあいにくの天気でしたが、
霞がかかった景色がまたいっそう幻想的☆
特徴あるとがった屋根の建築物があちこちにありますが
手前に見える屋根にもそれぞれに個性があって見事に調和しています
屋上ではあったかそうな防寒でもふもふになっている幼稚園児たちが
観覧に来ていたので記念にパシャリ☆
こっちをチラ見してたりして・・かわいいですね
市内散策
市内の中心街を歩いてみました
もうすぐクリスマスという時期だったんですが
デンマークの飾りは建物にマッチした「らしさ」を感じさせます
景観を損ねる事なく、派手さはないんだけどそれでいておしゃれ☆
日本のような猥雑さはまったくなく、
統一感があってさすが洗練されているなぁと感心しきり
時折、教会の鐘が響き渡るこの風景・・
クリスマス気分もいっそう盛り上がります☆
近代チックな建物がいっさいなく、古きものが美観を維持していて
クリスマスの飾りつけもそこを損ねないよう、ちゃんと考えてるんだなぁと感心しきり
この時期に訪ねられてほんとラッキーでした☆
ロイヤルコペンハーゲン本店
景観に見とれながら歩いていたらコーディネーターさんから
ここが本店なんですよ～と紹介されたのがこちら
ヨーロッパを代表する王室御用達の陶磁器ブランド
ロイヤルコペンハーゲンです
こちらもまたセンス漂うおしゃれな外観☆
クリスマスツリーも建物に美しくマッチしています
店内はこんな感じでシックで落ち着いた雰囲気
量ではなく芸術品の美しさを意識したレイアウトがとても印象的でした
デンマーク版100円ショップ フライングタイガー
中心街に戻る途中、100円ショップのようなお店があると聞いて
単純な興味で中を覗いてみました
うっかりお店の外観を撮るのを忘れてしまいましたが
店内は生活雑貨や文房具、台所用品などかなりの品ぞろえがあり
北欧チックなデザインも満喫できます
が、なんといってもシーズンはクリスマス
やっぱりこちらのサンタクロースたちに目がいっちゃいました
よく見ると微妙に面立ちが違うのが分かりますか？
見比べていたらどれも欲しくなって
まとめて揃えて飾りたくなっちゃいます
このフライングタイガーというお店、
デンマークが発祥なんですが
なんと、調べてみたら日本にも上陸していました
各地にチェーン展開されているようなので
お近くの方は是非訪ねてみて下さい
北欧らしさはもちろん、
カラフルでメルヘンチックなアイテムもあるみたいですよ
衝撃の人魚姫
コペンハーゲンといえばアンデルセン生誕の地
アンデルセンといえば人魚姫
その像の撮影でやってきたのがこちら
エエ～ッ！？なんでこんなところに～？？
運河のほとりに寂しげにたたずんでいるその姿・・
ほんとになんの景観もない人気のないほとりにいるんです
僕が行った時もしんみりとした雰囲気で気分はもはやダダ下がり・・
しかも背景は工場っぽい建物や煙突だらけ
ここまでセンスある景観を見てきただけにこれは衝撃的でした
表情もなんか悲しげで「どうして私だけここなの？」って言ってるような・・
世界三大がっかり名所と言われてしまうのもなんかわかる気がします
水場がふさわしいのは分かるんですけど、
もうちょっと景観のいい場所、なかったんですかねぇ・・
チボリ公園を見つめる紳士
街のほぼ中心に位置する市民の憩いの場、チボリ公園へやってきました
この公園の建物を眺めているおじさん
もう誰だかお分かりですよね
そう、さきほどの人魚姫の生みの親、アンデルセンさんです
通りを隔てた反対側の歩道に佇んでいらっしゃいます
この公園内はスケジュールの都合でお邪魔できませんでしたが
庭園やちょっとしたアトラクションがあるようです
かのウォルトディズニーもこの公園からヒントを得たんだそうで
コペンに行ったらこちらも気になるところですね
ちなみにライトアップされた建物だけはバッチリ撮影
クリスマスのシーズンだったのでさらにお洒落に飾り付けされてますが
建物に合わせたシックな配色にも北欧らしいセンスが感じられました
翌朝、グリーンランドへ発つまで時間があったのでちょっと散歩
こちらは市役所なんだそうで、これまた重量感たっぷりで荘厳な建物！
どこまでも様式にこだわっていて街全体の景色に調和した美しさに圧倒されます
家電屋さんが入った建物もこの通り
看板が邪魔な気もしますが建物に被ってないので許しましょう
この色味がなかったら夜はきっと寂しい光景になりそうだし・・
広場にはクリスマスに合わせて植樹された巨大なモミの木がありました
飾り付けはこれから準備するみたいで
完成が見られなかったのがちょっと残念・・
コペンハーゲン～まとめ～
まず治安ですが、置き引き被害はたまにあるそうです
僕はそんな目には遭いませんでしたが
明らかに観光客のような格好をしてると狙われるようなので注意ですね
街はゴミゴミした雑多な印象はまったく皆無！
どこまでも歴史を感じさせる荘厳な街並みに感動でした
大きな建物も古くからの伝統の美術品のようで
「ビル」という表現をしたくなくなります
食べ物はエビなどの魚介類をはじめ、
ハムなどの加工肉の種類も豊富で
バイキング形式のレストランも多く毎日食べ歩きしても飽きません
買い物なども比較的気軽にする事ができて
日本でなじみのセブンイレブンなんかもあったりするので
生活レベルで見ても不自由さは感じなかったです
一見、人も街も地味な感じに見えますが、
素朴な中に地に着いたしっかり感があります
派手さよりひとつひとつの「物」の質感を大事にする
それが全てのモノ作りの根底にあって歴史と伝統が引き継がれている国
これが北欧なんだなぁ～って魅力をたっぷり満喫できて満足でした
ありがとう！デンマーク
いつの日か、また絶対に行きたい国になりました
このあと、いよいよグリーンランドへ向かいます
いったいどんなところなのか・・・
オリジナル画像たっぷりでご案内します！
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