撮影とカーライフ情報メインの個人ブログ

動画の完成度を高める初心者向けテクニック2選

スマホの高画質化と高機能な無料編集ソフトが充実した事で

YouTubeに投稿する人ってどんどん増えてますよね

ネット動画には質的なボーダーラインがないので

公序良俗にさえ触れなければ誰でもどんなネタでもあげられます

自身や自社を発信する場として活用するチャンネルも多くなり

ファンを増やして稼ごうって人にとっても格好のメディアになってきました

が、その反面、こうやって増えていく動画をプロの目線で見させてもらうと、

これはやっちゃダメだろう!みたいな、タブー丸出しの作品も数多く見られます

どうせ俺らは素人だし!みたいな開き直り精神で作るからこそ

テレビにはない面白い動画が作れたりもするんだけど、

動画には動画の最低限のセオリーってのがあり

基礎も分からず自分本位でやってたらよっぽどコンセプトがよくないと

ファンなんてそうそう増えません

今回は、山ほど見てきた素人動画でかなりの人がやっちゃってる事を

編集と撮影のそれぞれの視点から指摘しつつ、その改善方法をお話したいと思います

これから紹介するテクは基礎を学ぶ意味でも知っておいた方がいいです

身に付ければ確実に動画の完成度が上がりますから

最後までしっかり読んで実践してみて下さい!

 




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編集でうまく見せるカンタンテクニック

必要ない部分があってもカットせず

ダラダラ流してる動画って素人がよくやってしまうやり方です

カメラを定点に置いて同じアングルのまんま、延々と流してる動画なんかもよく見かけますよね

これ、狙いがあるならともかく、何も考えずにやってると

見てる方は代り映えしない映像に途中で飽きてきちゃいます

要点が見えない、画面(シーン)がいつ切り替わるのか?

そんな印象を持たせてしまったら視聴者の時間を奪ってるも同然・・

ここに気づいて不必要な部分をカットしてる人もいますけど

この単純カットで編集するとつなぎ目の前後が同じ絵になるから

突然カクっとしちゃってみっともないし、何度もやってると

カクカクだらけになってどんどん安っぽい動画になってしまいます

では、こんなカット編をどうやったらうまく見せられるのか・・?

 

カット編にはインサートを入れよう

動画素材を編集していて不要なシーンがあった場合

やはりそこはカットするのが常道

単純に切って前後をつなげる事を業界ではブツ切りの荒編集とか

カット編っていってるんですけど、

テレビ局ではこれを下地作業でやる事はあっても

そのまま放送するなんて絶対にありえません

喋りとかに失敗がなかったとしても、ダラダラ感を解消のため

短く尺詰めしたくてこのブツ切り編集をやっちゃう人もいますが

これが完成度を下げる要因になっちゃいます

こんな編集はプロ目線でいったら下地のまんまの未完成動画を流してるって事になり

放送事故といっても過言じゃありません

さて、ではどうやってこれを解決するのか??

方法はいたってシンプル!

編集点(つなぎ目)に別撮りした素材をインサートする、です!

ここでは初心者でもできる方法を2パターン紹介します

たったこれだけで動画の完成度があがるのでぜひ覚えておいて下さい!

 

カット編インサートテク その1 別アングル素材を入れる

喋りをメインにした動画なんかで特に有効なのがこれ!

動画を撮り終わったら、そこで機材を撤収せず

別アングルから再度同じシーンを撮っておきましょう

口パクが分かりにくい広い絵にしておくか

もしくは顔が写っていない手元などを撮影しておくのがポイントで

いずれもメインで撮ったポジションとは違うところ・・

つまり、絵変わりする斜め位置とかから撮影しておくのがコツです

口パクが分からない絵だったら同じ喋りを2回収録する必要もなく

単に30秒くらい体を動かしながら喋ってるフリの絵を収録しておけばOK!

この素材の適当な部分の絵だけ(音はカット)を

ブツ切りにしたつなぎ目=編集点に2~3秒インサートすれば完成です


インサート画面を入れるとつなぎ目が自然に見えます

こうする事で視聴者にブツ切りにした事がバレずに済んで

自然な流れに見せる事ができます

もしカメラが2台あるならメインとインサート用に分けて

同時収録しておく、なんてのもアリですよ

 

 

カット編インサートテクその2 静止画と効果音を使う

第2の方法として、編集点に静止画と効果音を使うって方法もあります

こちらは喋りメインの動画だけじゃなく、

あらゆる動画編集に生かす事ができるやり方です

手順としては、テーマや狙いに合った静止画と効果音を

カットした編集点へインサートするだけ!

静止画にテロップなどを乗せておけばより親切で伝わりやすくなります

手持ち撮影などで尺の長くなった動画を切り詰める時や、シーンを切り替える時にも有効で、

これは絵をつないでいく作業の基本にもなるので覚えておいて絶対損はありません

 




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動画を上手に撮るカンタンテクニック

動画の撮影って、なんの意思もなく見たまんまを延々撮ってるのがありますよね

こういうのは見る側にも意図が伝わらないのでまずはコンセプト(狙い)を考えてみるといいです

しかし、コンセプトが決まってもカメラの扱いがヘタだと元も子もありません

まずはカメラの構え方から解説します

 

撮影テクその1 手ブレをおさえる構え方

手持ち撮影の素人動画でよくあるのが常にブレてる映像

画面に水平感がなく、船に揺られているかのごとく

左右にフラフラしてるのって見ていて気持ち悪くなります

これを防ぐには、フレーム全体を見るバランス感覚を鍛える事!

フレーム(画角)の底辺を水平ベースラインに見立てて、

画像全体が傾いていないかを常に気にするよう心がけましょう


液晶のフレーム底辺を水平に保つ

手持ちのコツは広げた左の手のひらの上にカメラを乗せる、です

手のひらを水平に維持するイメージを持つ事で安定感はグッと増します

ちなみに、揺れを抑えるための道具にジンバルってのがありますが

これを使うと物理的にズームをはじめとした細かいカメラ操作ができなくなり

映像表現の幅をせばめてしまうので、プロとしてはオススメしません

晴空
GoProのようなセカンドカメラでなら全然ありなんですけどね

 

撮影テクその2 広角一辺倒な撮影をしない

静止画、動画問わず、アップで大きく見せたいものがあると

ついレンズごと間近に近づけて撮ってしまう人

これも多く見られますよね

広角で撮影するとピンボケしにくくなるのでついやってしまうんですけど、

画風が広角一辺倒で変化がなくなり安っぽくなってしまいがち

個性のない単調な絵ばっかりになってしまうと、

ワンパターン化して印象にも残らなくなり、

次回もまた見たいっていう気持ちだって失せてしまいます

スマホのようにスムーズな画角の切り替え(ズーム)ができないならまだしも

せっかく光学ズームができるビデオカメラがあるのに

終始広角撮りしてるとしたらここで工夫しましょう

寄り引きはしないよりやった方が絵にリズム感が出るし、

ズームすると見せたいものだけにピントが合うので

何を見せようとしてるのか、その意思が見る側に伝わり視聴者を引き込む事ができます

ズームインで被写体が近すぎるとピンボケになってしまう事もありますけど、

焦点が合う最短の間隔を体で覚えてしまえばいい事です

ズームの寄り引きタイミングは慣れないとやりずらく感じますが

少しずつ要所要所でトライしていけばリズムやコツもつかめてきますし

より分かりやすく「見てもらえる」動画になります

 

オマケ 音声の注意ポイント

静止画は音がなくても成立するけど動画はそうはいきません

イメージビデオなんかだったら後から音楽を乗せる事もできるけど

現場の音が必要な動画は、音質が不明瞭だったり音量が低かったりしたら

せっかく撮った動画そのものが台無しになってしまいます

周囲の雑音にも注意が必要で、あとで再生してみたらノイズだらけで

まったく使えない!なんて事もあり得ます

なので収録時はイヤホンで聞きながら撮影する事を心掛けて下さい

これで音声収録のミスは格段に減ります

また、ほとんどの人は内蔵マイクを使ってると思うんですけど

マイクの指向性を知らないがために、目的の人物が喋ってる時に

カメラを別方向へ振ってしまって音声がクリアに録音されていない事もよくあります

こんな時は、喋り手の顔優先で撮影しておくのが業界のセオリー

もし補足したいシーンがあるなら、

それは後で撮影して編集でインサートすれば解決します

動画の音声についてはこちらの記事で詳しく解説していますので参考にして下さい

 

 

素人動画から脱出する方法 まとめ

自分は素人なんだし、そもそもネット動画なんだから

手間のかからない方法で気楽にやりたい

とっかかりの動機はそれでも全然いいんです

けれども、向上心もなくずっとそのやり方でいったら絶対に視聴者は増えません

なぜなら作る姿勢が自分ファーストだから、です

動画は視聴者に満足してもらってこそ意味があります

視聴者を意識し心をとらえてこそファンってつくもんで

テレビ局はここを最大限重要視しています

動画はネタ選びと構成に始まり最後は編集で終わります

この工程のどれもが大切なものであり、ひとつも手を抜けるものはありません

ネット動画も群雄割拠の時代

ひとつひとつにこだわって質を上げ、見やすくて興味を引く動画を目指していかないと

今までやってきた努力も徒労に終わっちゃいます

そうならないために、まずは今回話した基本セオリーを実践してみて下さい

ファンを増やすには総合的な質を高めていく事が大事で

撮影や編集以外にも演出とか構成とか

いろんなもんが複合的にうまくかみ合う事が理想なんだけど

まずは撮影と編集の基礎基本を知ってマスターするのが先決です

全ては視聴者のためにをコンセプトにして頑張って下さい!!!

 



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