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定年後に就活するならハローワークが一番な理由

2022年3月、長い年月を過ごしてきたテレビ業界を退職し

その後しばらくはのんびりしたくて再就職については真剣に考えていませんでした

仕事なんて応募したらすぐに見つかるだろうとタカをくくっていたんです

退職後に失業保険をもらえたのも油断の原因のひとつだったかもしれません

しかし、あまりのんびりやってると、いずれ生活がマンネリになって

その閉塞感から生きる目的さえ見失ってしまう可能性もあります

そうなってからでは就活も思うように進まなくなってしまうので

定年後に再就職を考えるならまず求人業界の現実を知っておくのが一番!

今回は、僕が再就職するにあたって利用した求人エージェントの経験から

定年後の就活にハローワークがいかに欠かせないものなのかをお話します

これから定年を迎え、退職した後の就活についてよく分からないという方は

ぜひお役に立てて下さい!

 




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民間と国営の求人サービスの違い

求人サービスには民間が運営するものと厚生労働省が運営するハローワークがあります

ハローワークは最寄りのところまで出向く事が条件になるんですが

民間の場合は在宅でスマホかパソコンがあれば検索から応募までできてしまうので

僕も当初は民間のサービスを使って調べていました

まずは僕が利用していた民間の求人エージェントについてお話します

 

民間の求人サービス

民間の求人エージェントは全国展開している大手から地元に密着した小規模のものまで

調べたらキリがないほど出てきます

大手はCMなどでもガンガン流れているので耳にした事がある人も多いでしょう

僕もはじめは大手の方が募集案件が多いだろうと思い何社か登録して見ていたんですが、

派遣会社からの募集案件が多すぎてうんざりしました

企業ごとの案件なら「どんな仕事なのか?」「月収はいくらなのか?」を知る事ができ

応募もしやすくなるんですが、派遣の応募は自社で持ってる企業案件全てをざっくり提示しているので

企業ごとの詳細を知る事ができないんです

試しに自分ができそうな案件に応募してみると・・・

「あなたの地元では募集がないですが、近県でなら工場などのお仕事を紹介できます」

というような、仕事内容はおろか、勤務地までこちらの希望に沿わない案件を紹介してくるのがザラ

もはやサイトに掲載しているキャッチコピーはフェイクで、

そこで釣って自社案件へと誘導するのが目的のように感じてしまいました

派遣は紹介して働かせれば自社にも利益が入るので必死なんでしょう

しかし僕が探してるのは地元の企業で正社員、そして「60歳を過ぎても働ける事が条件

他県の会社なんてハナから問題外です

次に利用したのが地元密着型のエージェント

こちらにも派遣はありましたが、わりと地元の企業も掲載されていました

しかし、仕事内容とおおまかな住所しかなく企業名が伏せられている案件が多く

これだと何をしている会社なのか事前には分かりません

紹介料で利益を得るエージェントとしてはまず応募者を募るのが第一で

その履歴書をエージェント側から企業へ紹介する仕組みなので致し方ないところ

個人から直接応募されないための予防策なんでしょうけど不安が残ります

また、更新頻度も低くて抱えている案件も少なかったため

自分に向いている仕事は見つかりませんでした

あと、余談ですが、不要なメルマガがうんざりするほど送られてきます

「あなたにピッタリの求人が見つかりました!」

「株式会社〇〇様よりあなたにスカウトが来ました!」

みたいなのが毎日週十件きて、そのどれもが自分が探してる条件に見合わないものばかり!

こちらは正社員で探してるのに、牛丼屋チェーンからのバイトだったり

通勤に1時間以上かかる隣の市のすし屋のパート募集だったりと

有益なメールは何ひとつありませんでした

結論を言ってしまうと、民間の求人情報はごく一般の働く世代を対象としているため

そもそも定年世代には不向きなんです

60という壁はやはり大きく、仮に民間で応募しても

年齢で弾かれる可能性が高いというのが僕の印象です

 

 

公共の求人サービス ハローワークとは?

ハローワークはPCにて求職者マイページを開設すれば自宅にて検索する事ができます

ここまでは民間と同じなんですが、各企業の募集内容がこと細かに分かるってところが大きな違い

所在地から、企業紹介、仕事内容、採用条件、年齢、学歴、基本給

そして休日数/有給数、交通費支給の有無など、こちらが知りたい情報がしっかり書き込まれているので

自分の条件と照らし合わせてしっかり判断する事ができるんです

更新案件も人口30万以上の地方都市なら1日60件前後が新たに掲載されるので

情報量の面でも民間よりはるかに豊富です

デメリットは応募するために最寄りのハローワークに行く必要がある事

整理券をもらい自分が呼ばれるまでに1時間待ちなんてのはザラにあります

ですが、ハローワーク側から「60歳の男性の方から応募があったのですが、紹介してもよろしいですか?」と

先方に確認をしたのちに紹介状を作ってくれるので、安心にもなり強力な心の支えにもなります

また、当該案件に何名応募が来ているかも教えてくれるので

競争率が高い場合は滑り止めとして他の案件を探しておくなどの対策を取る事もできます

紹介状をもらったらその企業に適した履歴書(応募の動機)を添えて郵送となります

可否の連絡は募集期限いっぱいまで待たされてから連絡が来るところもありますが

おおむね1週間前後を目安にしておくといいでしょう

 




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ハローワークがおススメな理由 まとめ

ハローワークは適職が見つかった場合、自分で足を運ぶ必要があり

紹介状をもらったら履歴書と一緒に自費で郵送しなければいけません

ですが、「どんな仕事なのか」「どんな条件~待遇なのか」が詳細に分かり、

自分にできるかどうかを含め明確に判断する材料がしっかり掲載されているので

60歳を越えた求職者が利用するにはこれ以上ないサービスといえます

また、自社WEBサイトを運営している場合、URLも掲載されているので

その企業の雰囲気を知る事もできます

ハローワークが提供している求人情報は「求職者マイページ」をサイトで登録すれば

在職者であっても24時間いつでも検索ができますし

利用したからといってあなたの就活情報が外部に漏れる事はいっさいないので安心です

マイページを登録すれば求人情報を閲覧できます

 

間もなく定年を迎えられる方、定年後に再就職を考えられている方は

ハローワークをうまく活用して下さい

社会に関わっていればモチベーションもあがり、生活にもハリが出てきますよ!

 

 

おまけ 再就職を有利に進めるためには?

ハローワークで様々な求人情報を見てきてつくづく感じた事があります

それは・・・「資格」

僕のようなカメラマンだったってだけではなかなか適職が見つかりませんが

資格があるとかなり条件のいい仕事にありつけます

その中でも驚いたのがフォークリフトの資格

フォークリフトっていうと、きついガテン系を想像してしまいますが、

操縦できるっていうだけで倉庫が必要な家具屋さんや家電屋さんなどからの募集にも応えられ

いろんな業態を選ぶ事ができるんです

資格はそれほど難しいものじゃないので自費で取得しても元は取れます

他、定年後でも好待遇が期待でき募集が多いのは・・

☆中型/大型免許:運転が好きな方

☆建築施工管理技士(施工管理):外の現場が多いですが管理業務がメイン

☆重機免許:肉体労働系ですが操縦がメイン

☆電気工事士:需要は多いですが休日数が少ないのが難点

☆宅建士/設計士:住宅系はいまだ需要が高く報酬もいいです

☆システムエンジニア:年齢制限59歳までの募集が多いのが難

☆プログラマー:スキルが高ければ定年後でも需要アリ

等々・・・全般的にみると建築系の資格は待遇がいいみたいです

退職するまでにこういった資格を所持している人は企業選びでも有利になるので

より条件のいいところに再就職できそうですね

プログラマーの募集はそれほど多くはありませんが将来性のある資格です

定年まで時間に余裕があるなら今から学んでおいて備えておくのも方法のひとつです

 



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