みなさんは新車を買う時、値引き交渉ってしていますか?
契約時にディーラーから提示された金額のまんま、
その場でポンと決めちゃう人なんてそうそういませんよね
たいていは値引き交渉ありきで契約するものですけど
交渉となると様々な手間と時間がかかってしまいます
昨今は車両の部材調達の問題から生産も長引く傾向にあるので
何より早く車を手に入れたい人にとっては
交渉にあまり時間をかけたくないというのが本音でしょう
本稿では僕の実体験をもとに、最短4日で高額の値引きを引き出し
契約へ結びつける方法をお教えします
この記事はこんな人におススメ
★欲しい車種が決まっている
★発売間もないニューモデルを早く手に入れたい
★休日しか商談する時間がない
★購入が初めてで値引き交渉の仕方が分からない
★転勤などで納車を待つ期間が限られている
★値引きが期待できるディーラー決算期が終わりに近づいている
事前の準備
新車を購入するにあたって、値引き交渉に時間をかけられないなら
事前の下調べは必須です
以下の3項目はスマホからでも調べられますから通勤や休憩の合間に調べておきましょう!
交渉前にしておく事
①欲しい車のグレードとオプションを決める
②本命車種のライバルになる車をリサーチしておく
③値引きの相場はいくらなのか
最低限、この3つを調べておくと今後に行う交渉で役に立ちます
価格や性能など、予算を考えつつできるだけ詳しく調べて下さい
ライバル車は買うつもりがなくても、のちにやる商談の時の材料になりますから
似たような競合車種をいくつかあげておく必要があります
値引き相場は発売時期や決算期などで変動しますが、
目安を知っておくと値引きで目指す目標の数字を決める事ができます
また、下取りに出す車があれば、ネットもしくは近くの中古車屋さんで
どれくらいの価値があるのか、ディーラーに持ち込む前に必ず査定しておいて下さい
1日目 見積もりをもらうためのディーラーめぐり
初日はどこから車を買うか、競合の材料となる見積書を手に入れるために1日動き回る事になります
時間をかけられない人であっても、競合は安く購入するための重要な手法ですから
これをやらなきゃ始まりません
競合は同一ディーラー同士でやるものと、ライバルメーカーでやる2パターンがありますが
欲しい車が決まっている場合は以下の通りになります
メモ
①同系列ディーラーを複数ハシゴして見積もりをとり販売店同士で競合する
②ライバルになる他社の車の見積もりをもらって値引きの材料にする
①と②を完遂するには最低でも4店(系列Ⅾ×2/他Ⅾ×2)を訪ねる事になるので
休日に一気にやるのがおススメ!
見積もりは前項でお話したグレードやオプションなどを伝える事でディーラーから入手できます
この時点では試乗もする事になりますが、同一ディーラーなら1回でいいですし
他社を2件回るならそれぞれ1回ずつ、計2回やればOKです
試乗の際は、内装の感触や車の挙動などをできるだけ詳しく伝えておきましょう
車に詳しいという印象を持たせる事は値引き交渉の時に役立ちます
また、見積もりをお願いする際は、たとえ本心で車種が決まっていても
まだ選んでる段階で、値引きの大きなお得感のある車種にしたいと伝えておくのがポイント
これを言っておけば、少しでも気を引こうとディーラーも意識しますから
初回の見積もりからいい値引き額を引き出せる可能性が大です
1日目の作業を完遂させるとなると、休日をほぼ丸1日費やす事になりますが
これから何百万もする買い物をするワケですから、行動した分は必ず報われます
結果的には時短にもなってきますから、ここは根気よく訪ねましょう
2日目 本命のディーラーにて値引き交渉
すでに欲しい車種は決まっているワケですし、無駄な時間はかけられませんから
2日目は本命ディーラー以外はパスしましょう
他メーカーからの見積書はこれから行う値引きのネタに使うので
忘れずに持参してください
値引きについてですが、一般的には車1台の総額からいくら?って考えがちですけど
厳密にいうと個別に3つあります
メモ
①車両本体からの値引き
②ディーラーオプションからの値引き
③下取り車の査定を水増ししての値引き
ディーラー側ではこの3点から別々に調整して金額を決めています
ですので、交渉する時は各店の見積もり書にある①~③の値引き額を見比べながら
差額を指摘していくようにします
値引き交渉の仕方
例えば、①の車両本体の値引き額がA店よりB店の方がよかったら
A店にB店の数字を見せて同額かそれ以上の回答をもらう、
というのが値引き交渉の基本になります
「あっちはこんなに値引きしてますけどどうします?」って感じですね
③の下取り査定については、たいがいどのディーラーも安めの額で提示してきます
なので、事前に調査していた中古車屋さんの査定を見せれば
それ以上を引き出せる可能性が大いにあります
なぜ安めにしてるかというと、ディーラーにとってそれが最後の値引き手段になるからなんです
①②が限界額に達していたとして、それでもお客さんが納得してくれなかった場合
ここで最終調整できるように査定額を安く設定しておくのがディーラーの定番なので、
中古車屋査定よりも安い買い取り額になっていた場合、
ここでさらに値引きが期待できるってワケです
2回目の見積もり書はもらわない
値引き交渉後はあえて2回目の見積書はもらわないようにするのがベストです
見積書をもらうという事は、「これで検討をお願いします」という意味ですから
ぶっちゃけバトンを受け取ってしまう側になります
もらってしまうと今度はそれに対してまたこちらが再度交渉する事になるので
堂々巡りの時間の無駄になってしまうワケです
なのでここは、即答しなくていいから上層部と相談するようこっちから進言して
担当者に借りを与えるつもりで時間を与えた方が得策になります
もらわない代わりに、「いい回答が出るまではこっちも出向く気はないから
ビックリするような数字が出たら電話下さい」と
ほどよくプレッシャーをかけておきましょう
3日目 ダメ押し交渉
2~3日するとディーラーからそれぞれ電話がかかってきます
日取りの優先順位としては、いい印象がなかった方を先に、
いい印象を持った方をあとにして来訪日を調整しましょう
ここでそれぞれ2回目の見積もりを見せてもらって検討する作業に入ります
先方の担当者はこちらが他ディーラーと競合してる事は知っていますから、
ライバル店にもっていかれないよう、この日は気合いが入っているハズ!
たぶん担当者によっては当日に決めてもらう気満々になってるかもしれません
が、ここは落ち着いた態度で見積書をチェックするのが重要
初回にもらった見積もりからどれくらい値引きがされているか
どちらの値引きが大きいかなどを各所見ていき、総額の差もチェックします
特に②のオプションと③の中古査定はディーラー判断で裁定しやすいところなので
納得できる数字になっていなかったら、この2点を中心に再度攻めてみましょう!
下3桁に「0」以外の数字があったら平たくゼロにするよう交渉するのもアリです
また、ディーラーから提示された値引き数字には期限を押し付けられる事があります
「この数字でできるのは今日から3日間だけです」なんて言ってきたら要注意!
これは、こちらがその見積もりを持って他店に交渉に行く事を恐れての予防策なので
もし言われたら・・
「期限があるなら諦めるしかないですね、高い買い物をするのにそんな要求してくるなんて失望した」
と、言ってみて下さい
当然、先方は引き止めにかかりますから、これも案外さらなる値引きの材料になります
今回の交渉は自身が納得のいく数字まで詰めるのが目的ですから、ここが終点だなと判断できたら
最終見積もりをもらってどちらのディーラーにするかをじっくり考えましょう
ディーラーを決める材料
値引き額・担当者の印象・店の立地、判断には様々な条件があるので
いちがいに値引き額だけが判断の材料になるとは限りません
車は購入して終わりじゃなく、そこから長い付き合いが始まります
お店の雰囲気や担当セールスマンの印象なども考慮しておかなければなりません
ポイントとしては、やはり親身になって寄り添ってくれるところを選ぶべきで
このあたりが薄っぺらだと後のサービスが心配になりますから
総合的に判断する事をおススメします
4日目 契約
どのディーラーから買うかが決まったら、あとはもう本契約をするのみです
ディーラーにその意思を伝えると、印鑑&印鑑証明や
住民票、下取り車の車検証、自賠責証明などを持参するようお願いされますから、
しっかり揃えてお店に向かって下さい
最短でここまでくると契約サインの瞬間に緊張してしまいそうですが
最後はお互いに信頼する気持ちを持つ事です
サインし終えたら笑顔で握手し、今後のいいお付き合いに向けて下さい!
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