撮影とカーライフ情報メインの個人ブログ

NHK受信料は適正なのかという話

NHKの受信料については兼ねてから様々に議論されていますが

そもそもが高いんじゃないの?と思った事ありませんか?

昨今、物価は上がるわ給料は上がらないわで

そうじゃなくても国民の生活は逼迫し続けているのに

漫然と徴収する方策を考えているNHKってエゲツないなって感じる時もあります

受信料は支払ってる人が8割、不払いが2割とか言われてますけど

この不払いな人たちの中には高くて払えないという理由で拒否してる人もいるハズ

所得にも格差があり、年間で¥15,000はキツいと感じる人だっていますから

受信料の議論はまず値下げを前提に進めるべきだと思います

 




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値下げさせたい理由 ①無駄遣い

ではなぜ高いと思うのか・・・

理由は、僕がテレビ業界を通して過去に見てきたNHKのお金の使い方にあります

現在の徴収状況で経営自体が逼迫していると言うならやむを得ませんが

そうではない、まるで反対の現実をたくさん見てきてしまった以上

この受信料は明らかに高いと言わざるを得ません

これから綴る話は過去の事案も含んでいるので今は多少状況が変わってるかもしれません

が、無駄遣い体質は今もなお続いているんです

 

夕食代15万円を領収書で落とす

僕の同僚でディレクターをしているやつがいるんですけど

彼の兄がNHK職員で、そこから漏れ伝わってきた話・・

とある夜に渋谷のイタリアンで作家とプロデューサーらが打ち合わせをし

その時の飲食代15万円を経費で落としたと聞きました

視聴率が3%台というお粗末な番組で、です

NHKが当時からお金を贅沢に使っているのは知っていましたけど

3%にも満たない番組でもそんな予算があるって民放じゃ考えられません

いくらプロデューサーという肩書があったとしても、異常な金銭感覚です

はたしてこれって経費として認められる範囲なんでしょうか?

 

謝礼品に液晶テレビ!?

ちょっと話題になった一般人にインタビュー取材を申し込んだ時のこと

ディレクターが取材交渉したら、「おたくは何をくれんの?」って言われた事がありました

まだ制作費が潤沢だった頃の話で、当時は協力費として謝礼品をお渡しする事もあったんです

民放の場合、テレカとかボールペン、ライターなんかが主な謝礼品だったんですけど

それらを差し出したら彼の態度が急変!

「さっきNHKさんも来たんですけど、おたくらはずいぶん安もんなんですね」と・・

よくよくお話を聞いたら、持ち運びできる小型の液晶テレビをもらったそうで、

その差は歴然!小型液晶って当時は安くても3万以上したものです

対してこちらはせいぜい数千円程度・・・

感覚がおかしいのはどっちだったんでしょう?

 

中継弁当が破格!

ある日、大きな事件があり、僕も民放のカメラマンとして現地で取材していた時でした

撮影した素材を局へ伝送するために中継車に持って行こうと

NHKの中継車のそばを通りかかったら、その中継スタッフさんが

「あの~、よかったらこれもらってくれませんか?」と、弁当を持ってきたんです

見るとかなりのボリュームで中身も豪華そうでした

ウチのと大違いだな・・と思いつつ、なぜ配ってるのか尋ねてみたら

ちょっと多めに発注し過ぎて余ってしまったとの事

彼の話によると、その数15個以上、1人前1,500円のものと判明

金額にしたら2万円以上無駄に出費していたワケです

現場にいるスタッフの数なんて幼稚園児でも数えられるだろうに

おそらくどんぶり勘定で適当に発注したんでしょうね

民放だったら弁当1人前は700円前後が目安・・

それを人数分プラス2個くらい多めに頼む事はありましたけど

さすがはNHK!・・ケタが違いましたね

ちなみに頂いたお弁当はあまりに悔しかったのでがっつり食べてやりました(笑)

 

歩きゃいいのになんで送迎バス?

今は廃止になったようですが、少なくとも25年前くらいまではやっていた話

NHKは渋谷駅から坂道を上がって徒歩15分ほどのところにあるんですが

こんな短距離であるにも関わらず送迎バスというのがあったんです

何便出していたかは不明ですが、たまに渋谷に行くとハチ公の前あたりに

「NHK」と書かれた職員専用のバスが停まってるのを見かけた記憶があります

当時は、こんな距離で贅沢だな~くらいにしか思ってませんでしたが

よく考えたらこれも受信料で運営されてたんですよね

 

お偉いさんの送迎

テレビ局はほぼ24時間、誰かしら働いています

そのため、電車がない時間帯の通勤はハイヤーかタクシーを利用するんですが

NHKの場合、部長さん以上は23時を過ぎたらハイヤーで帰っていました

ハイヤーってタクシーより高いのはご存じですよね?

なのに、よりによってまだ電車のある時間に使うっておかしくないですか?

民放は予算繰りが厳しくなり、タクシー相乗りも当たり前だっていうのに

こんな贅沢ができるのは余裕がないとできない事です

 

記者がおねーさんらにタクシー券バラ撒き!

大きな事件とかがあると、聞き込み取材ってのがあります

場合によっては夜の水商売のお店にまで足を運んで聞き込みする事もあるんですが

その場合、営業中に行くワケですからタダというワケにはいきません

そこで発生した飲食代は厳しい予算繰りの中から支払う事になります

が、ここでもNHKは破格の金遣いをしていました

飲食代だけならまだしも、NHKの記者さんらは店のおねえさんらに

帰りのタクシー券まで渡していたんです

いかに早く、正確で有力な情報を得るかは記者の腕次第なハズなのに

タクシー券で釣って情報を得るってどういう事なんでしょう?

 

専用デザインされた特注カメラ

これはとっくに廃止になった話ですが

僕がテレビ業界に足を踏み入れた頃、NHKの取材用カメラは全て特注品でした

当時はカメラ本体だけでも1000万した時代・・

そんな時世に彼らが使っていたカメラにはNHKと大きなエンブレムが刻印され

色も通常はクリームホワイトだったものを、ブラックの結晶塗装にしていました

民放は各社ステッカーを貼って区別をつけてたんですけど

わざわざ外装をブラックにし刻印までして差別化するって意味が分かりません

もちろん特注なワケですから、その分金額が張ったのは想像できます

いかに当時からお金があったか分かりますよね

 

役員の報酬が仰天過ぎる!

これ、無駄遣いのトドメの一発です!

NHKの重鎮たちの報酬(月給)がべらぼうだってご存じですか?

会長が3000万超、副会長2700万、その他理事らも楽々2000万を超えてるんです

これ、大企業の役員の倍以上なんですよ

一般企業だったらいくらであろうと口をはさむつもりはないけど

それを受信料で守られた組織がやってるとなると話は別です

なんせ彼らの報酬はみなさんが支払ってるワケですから

 




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値下げさせたい理由 ②番組予算が破格過ぎ!

はっきり言って、NHKの番組はどれをとってもクオリティが高いです

いや、必要以上に高いと言っても過言じゃありません

たとえば、民放で海外ドキュメンタリー30分を制作する場合、

約1000万から1500万くらいの予算でやるんですけど

NHKのあのクオリティはゆうに民放の倍はかかっています

その分、たしかに見応えはあるけど、そこまでする理由ってなんなんでしょう?

最近では民放が作り上げてきたバラエティにまで足を踏み込むようになり

こちらで育ったタレントさんらもどんどん使うようになってきました

ギャラだって相当なもんです

なぜそこまでして数字(視聴率)を取ろうとするんでしょうか?

受信料で安定した収益があるんだから何もここまでする必要ってないと思うんですよね

これはたぶん各戸全てから受信料を取ろうと企んでるからに違いありません

1000件以上もの訴訟を起こして裁判までやってる事実からしてもそう勘繰りたくなります

経営に困ってるなら訴訟もアリですけど、これにしたってお金がないとできない話です

こんだけ視聴率があって面白い番組を提供してるんだから

金を払うのは当然だろうという上目線なズレた大儀が感じられます

 




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集金人に説明したら・・・

ざっとここまでとんでもないNHKの無駄遣いをお話してきましたが、

これらはここで初めてした話じゃありません

当然、支払いをせがみにやってくる集金人たちにも言いました

こんな無駄遣いしてるのを目の当たりにしてきたら腹も立ちますから

値下げするなら払うという前提で、無駄遣いの数々を丁寧に説明申し上げたワケです

結果、「総務の方へ報告をあげてみます」と言い残して去っていきました

その後、10年ほど経ったある日、また別の集金人がせがみにやってきたので

以前話した無駄遣いに対する回答はどうなったのか尋ねました

そしたら、何やら端末を出してきてウチの住所や名前を打ち込んでる様子・・

で、その画面を見た彼氏が「あ!お宅は(支払い)結構です~!」って

またまた逃げるように去っていったんです

もはやこれは無駄遣いに対する正当な説明ができないからともとれ、

事実上請求を放棄したって事にもなりますよね

こっちは無駄遣いする金があるくらいなら安くしてほしいって言ってるだけなんですけど

それに対してはまったく説明がないまま・・・

結局そこに住んでいた期間は何の連絡もなく受信料の請求もありませんでした

ちなみに現在は実家へと転居し、継続という形で受信料はしっかり払っています

当然納得はしていませんが、

支払っていたものをやめるとなると揉めるのは必至!

時間もかかって面倒ですからあきらめてます

 

まとめ 値下げは必然

ここまで読まれて、みなさんは現行の受信料についてどう感じましたか?

記事中にはたびたび民放と比較する部分があり、

それが無駄遣いの印象をより煽っているように思う方もいるかもしれません

たしかに今の民放はネットに押されて制作費が減り、現場も厳しい状況になっているので、

NHKを当たり前の基準に考えたら民放のこの状況がおかしいのかもしれません

しかし、それでも制限のある中で必死に予算繰りをして面白い番組を作ろうとしています

もしNHKにこの感覚があったらどうでしょうか?

おそらく受信料はもっと安くできるはずです

今のNHKはお金が欲しいだけの亡者組織になってしまった感が否めません

シングルマザーで一生懸命働いてる人

年金で細々と暮らしてる人・・・

受信料免除の制度はあるものの、まだまだこういった人たちからも徴収は続いています

この受信料の議論に関しては、たまにイギリスやフランスの国営放送と比較される事がありますが

彼らの国ではすでに見直しが図られ、受信料を廃止にする動きも出ています

もちろん、無料になればそれに越した事はないですけど

それでニュースなどの質が落ちてしまうとしたらそれはそれで問題です

なので、まずは値下げを議論すべきだと思うんですよね

真に国民全ての利益にかなう放送団体であるとするならば

お笑い芸人まで使ってバラエティを制作したり

金にモノを言わせて過剰な演出をしてる歌番組なんてやる必要はないでしょう

社会の正確なニュースであったり関連する解説であったりを

こまめに流す事を本来の使命としていくのが本来のように思います

まずはNHKという立ち位置を見直して、無駄遣いを省く努力をしてほしいです

 

補足

この記事をリリースした5日後、国会にて値下げ改正に踏み切るニュースが飛び込んできました

値下げの数字はこれから検討に入るのでどうなるかは分かりませんが

受信料として年間7000億円ものお金を徴収している中から

その1割を値下げの財源にするとしています

これをそのまま理解すると、番組予算や職員の給料はそのままで

1割減らした分をそこに補填する、と受け取れてしまいます

つまり、それだけの余裕があった・・という事なんでしょう

僕の勘違いならいいんですけど、これじゃ根本から見直すという姿勢が見えません

無駄遣いを認めたうえで、何をどうカットしてやりくりしていくかが課題ですから

そこを受信料を払っている全員が注視していかなければ彼らの体質は変わらないように思います

 

 

 



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