2023年8月
ついにレギュラーガソリンの価格が180円を突破しました
8月下旬時点での全国平均の各燃料価格は以下の通り
レギュラー:180.4円
ハイオク:191.4円
軽油:158.8円
その昔、レギュラーが130円台で給油できていた事を考えると
もはや悪夢としか言いようのない数字です
軽油の価格も以前のハイオクより高くなってしまい、
これから先も下がる気配はありません
まさかこんな事態になるとは想像もしてなかったけど
1年前、車の買い替え時にCX5ディーゼルを選んだのは正解でした
これがガソリン車だったら家計にも相当響いてたハズ
しかし、そんな安心もしていられません
このまま価格が右肩上がりに上昇していったら
製造や輸送にかかるコストがさらに上がり、物価上昇も続く事になります
そんなタイミングで軽油・重油・灯油がわずか10円ちょっとで作れるという情報が入ってきました
人工燃料として製造される、その名はドリーム燃料
なんと!この燃料は、水とCO2だけで作れるんだそう!
しかもこのシステム、すでに実用化されているとの事
ここではその仕組みやメリット・デメリット、今後の展開についてお話します
ドリーム燃料とは?
人工燃料を開発したのは京都大学名誉教授である今中工学博士
社会の持続的発展を技術的分野から支援する
アイティー技研という会社の代表もしておられる方です
この今中博士が発明したドリーム燃料を図で表したのがコチラ ↓

出典:サスティナブルエナジー開発株式会社
はじめに、水を特殊フィルターを通して純水に変え、
その純水と二酸化炭素であるCO2を混合し、特殊なブラックライトを用いて
化学反応が起きやすいラジカル水という液体に変えます
ここへさらにCO2を加え、原料となる種油=軽油or重油or灯油を加え
化学反応させるとドリーム燃料が完成します
原料となる種油は1回目だけホンモノを使い、それ以降は人工油でOK!
種油が軽油なら同じ軽油がまるでクローンのように無限ループで作れるってワケです
あらゆる場面でCO2を増やさない画期的な仕組み

出典:サスティナブルエナジー開発株式会社
ドリーム燃料を燃焼させるとCO2が発生しますが
このCO2は製造時に取り込んだものを排出しているだけですから
実質的なCO2排出はプラマイゼロ!
鉱物資源のように新たなCO2を増やす事はありません
電気を使ってモノを作れば、厳密にはCO2を排出します
製造過程で必要となる電力を、石油火力に頼る日本の発電に頼ってしまえば
CO2排出と無関係ではなくなるんです
しかし、このシステムで作られた軽油で発電し、その電気を使えば
ドリーム燃料はもちろん、あらゆる製造物においてもCO2を増やさない事になります
昨今、モーターをメイン動力とした電気自動車の数が増えてきましたが、
製造時(主に電池)のCO2排出量は通常エンジン車の2倍もあり
充電を火力発電に頼れば間接的には走行時もCO2を排出している事になります
電気自動車のCO2総排出量が実はエンジン車とさほど変わらないという試算を
マツダやフォルクスワーゲン社が発表していましたが、
このドリーム燃料を使えば状況は大きく変わっていくと思います
すでに実用化されているドリーム燃料
ドリーム燃料は原材料1リッターに対して人口油1.1リッターを作る事ができます
わずか1割増と思うでしょうが、これが10円ちょっとのコストで
できてしまうワケですからオドロキです!
しかも電気代や原材料などのランニングコスト代コミでこの数字!
となったら自分の愛車にも使いたい!って思っちゃいますよね
それ、条件付きですけど・・・可能です!
今中博士が開発したこの仕組みを、仙台に本社を置く
サスティナブルエナジー開発株式会社が現実にしました
ドリーム燃料製造装置はすでに実験段階を終え、リースで貸し出されているんです
1時間あたり60リッターの製造が可能で、リース料は月50万円
大きさはよく見かける短いコンテナ=20フィートほど・・
というワケで、装置のデカさが我慢できたとしても、50万じゃ個人では無理なんですよね(/ω\)
現状では工場や漁協、バス・トラック会社向けになっているようですが
やがて火力発電や大規模な災害現場での燃料供給などにも使われ認知度が高まったら
一般ユーザーが恩恵を受ける日もそう遠い事ではないと思います
ドリーム燃料のメリット・デメリット
わずか10円台で供給できたら、これまでにない強力な経済効果を生むのは確実です
データによると、このシステムで作られた軽油は燃費が15%~20%も向上するらしく
汚染物質となるイオウ酸化物・窒素酸化物・煤も減るとの事
これをディーゼルエンジンに使ったら、さらに燃費が上がってDPF再生回数も減る!
そんな魅力的なメリット満載なドリーム燃料なんですけど、実現には課題もあります
我々がこの燃料を購入するとしたら、現状は危険物取り扱い系の認可を受けた
販売業者から購入するしかないんですよね
販売するとなったら、あざとい政府が黙ってるワケないですから
課税対象になるのは間違いありません
これらの審議には時間がかかりますし、製造含めた様々な認可のハードルもあって
それらがいつ解決されるのか、このあたりがまだ不透明・・・
さらに、元売り業者となる石油メーカーにとっては軽油だけ安く売るってワケにもいかないでしょう
現状で製造が可能なのは軽油・重油・灯油のみなので
このまま小売りが認可されたら、軽油を使うディーゼル車に人気が集まり
ガソリンが売れなくなってしまいます
EVや完全電動化へシフトしている現代においては製造側から見ると迷惑な話にもなりそうで
こうした問題が抵抗になってデメリットになる可能性はあります
完全に商品化されるのはいつ?
石油メーカーとしては、さしあたりガソリンの製造が鍵になるワケですけど
この研究はENEOSさんが現在開発中です
詳細は不明ですが、プリウスを使った走行実験が始まっているので
人工ガソリンを作る技術も着実に進んでいるものと推測できます

出典:ENEOS公式HP
現在のところ、人工ガソリン製造においてはメタンなどの軽いガスが副産物として発生するため
それをできる限り最小にとどめる研究が課題となっているようです
これに関してはグリーン戦略を打ち立てた経済産業省も後押ししているので
課題解決も時間の問題とみていいでしょう
早ければ2030年には実現できそうなので期待したいところですね

出典:ENEOS公式HP
ドリーム燃料 まとめ
この今中博士が考案したシステムで軽油が作れて実用化もできているなら
ひとまず軽油だけに特化した販売店を認可して欲しいというのが正直な気持ち
カーボンニュートラルで二酸化炭素を増やさない
10円台の低コストで作れて燃費が向上し、有害物質の排出も減る
トラックや漁船、鉄道貨物をけん引する気動車などの物流コストが劇的に安くなる
こんだけメリットのある燃料を国の一大事業にしたら我が国も産油国の仲間入りです
地球温暖化が進み、異常気象が勃発しっぱなしの地球に一刻の猶予もないのは
小学生だって知ってます
誰かものすごく頭のいいリーダーが現れて諸処問題を迅速に解決してくれたら
経済(物価上昇)を起点に世界情勢だってすみやかに安定するでしょう
脱炭素・脱原子力にも貢献できるとなったら全世界からも絶賛されるハズ!
そのチャンスを握っているのは、京都議定書が交わされた紛れもないこの日本なんだって事を
国会のセンセーがたにもっと認識して欲しいです!
今回はカーライフという分野からの発信になりましたが
地球上で暮らす限り、全ての人々に恩恵をもたらす大きなニュースなハズ!
この記事を機に、ドリーム燃料をぜひ拡散させて下さい